初めて結婚式場の下見に行く際に「普段と同じ服装でいいの?」「結婚式に招待されたときと同じくらいドレスアップしないといけないの?」など意外と悩むのが服装選びです。

これを確認しておかないと「女性( 妻)はフォーマルな服装で来たけど、男性( 夫)は短パンにサンダルだった」というようにちぐはぐな服装になってしまうかもしれません。

それでは、どのような服装がよいのでしょうか。これは、普段着より少しきれいめの服装を意識していけば大丈夫です。結婚式に参加するようなフォーマルな装いで訪れる必要はありません。

しかし、注意点もあります。見学に訪れた際は、館内をかなり歩くことになります。高いヒールで行くと足が疲れてしまったり、靴擦れを起こしたりすることもあるので低めのヒールかフラットシューズで行きましょう。

そのほかにも、参加する季節やブライダルフェアによって、気をつけなければいけない点があります。快適に式場見学をするために、どのような服装をすればいいのか確認しておきましょう。

カジュアルな服装はNG?ブライダルフェアに最適な服装

格式の高いホテルやレストランを除き、一般的な結婚式場の見学や下見にドレスコードはありません。つまり、どんな服装で行っても見学を断られたり、怒られたりことはありません。

しかし、ブライダルフェアでは結婚式で出される料理の試食があったり、神聖な雰囲気の聖堂を見学したりすることもあります。そこで、肌の露出が激しい服やサンダルにダメージジーンズなど、カジュアルすぎる服装をしていると少し浮いてしまいます。

以下は、私が実際に式場見学に行った際に撮った会場の写真です。このようなフォーマルな場所にラフな服装で訪れると、少し居心地が悪いことが想像できるかと思います。

また以下は、都内の会場の大聖堂です。見学した季節は秋でしたが、広いチャペルは肌寒く感じることもあります。肌の露出が激しい服やサンダルは避け、脱ぎ着で温度調節しやすい服装が望ましいです。

さらに、ここで注意点として気をつけたいのが前述の通り靴です。式場見学は、館内を見学してまわるのでかなり歩きます。おしゃれをして慣れない靴やヒールが高い靴で行くと途中で足が痛くなってしまいます。ヒールが低く、履きなれた靴を選びましょう。ヒールがないフラットシューズでもOKです。

ブライダルフェアの服装をあまり難しく考える必要はありませんが、少しきれいめのオフィスカジュアルのような服装を意識していくとよいです。

春・夏のブライダルフェア、式場見学の服装例

それでは、具体的にどのような服装がよいのでしょうか。実際にコーディネート例を紹介していきたいと思います。

例えば、以下は春・夏のブライダルフェアの服装例です。柄のあるスカートには白いブラウスやニットを着ると清潔感が出ます。スカートは膝より少し下くらいのものを着ると上品に見えます。

以下はパンツスタイルの例です。パステル系の色合いは、パンツスタイルでも優しい印象になりデートスタイルにもぴったりです。なお、夏場でも室内は空調が効きすぎて寒い場合もあるので、カーディガンなどの羽織ものを持っていくと安心です。

そのほか、淡い色やシンプルなワンピースも品が良く、きちんと見えるのでおすすめです。一枚で着られて楽ですが、空調によっては冷える場合があるのでカーディガンなどの羽織ものを忘れずに持っていきましょう。

秋・冬のブライダルフェア、式場見学の服装例

秋・冬のブライダルフェアも同様にきれいめの服装と歩きやすい靴を意識していきます。ただし、ブーツは避けた方が無難です。足が疲れることと、ドレス試着がある場合は着脱が大変になるからです。

以下は秋・冬のブライダルフェア服装例です。チュールスカートやプリーツスカートにジャケットを羽織ったスタイルは、デート向きで温度調整もしやすいです。

以下はパンツスタイルの服装例です。ベーシックな黒は、きちんとした印象を与えます。パンツは体のラインが出すぎない少しゆったりめのものを選ぶと歩きやすく、バランスもよくなります。

このように、イメージとしては公園や遊園地に行く服装ではなく、美術館やおしゃれなカフェに行くときの服装を考えるとよいです。

ブライダルフェアによっては、ドレスの試着会があるフェアもあります。ドレス試着の際に、ブラジャーの肩紐が邪魔になってしまうことがあるので、ドレス試着がある場合はストラップが取り外せるブラジャーを着けていくことをおすすめします。

スニーカーはOK?男性の服装の注意点

それでは、男性の場合の服装はどうでしょうか。前述したとおり、あまりラフな服装は場にそぐわない格好になってしまいます。特に、ジーパンやデニムは避けた方が無難です。

男性も女性同様、少しきれいめの服装を意識すると安心です。スーツにネクタイというような堅苦しい格好をする必要はありませんが、襟付きシャツ、またはTシャツやカットソーにジャケットスタイルがおすすめです。

以下は、メンズの服装例です。このように襟付きシャツの場合は一枚着るだけでも構いませんが、Tシャツやカットソーなど襟なしのインナーの場合はジャケットを羽織るときちんとした雰囲気になります。

冬場は、ジャケット以外にもコートやダウンの下にセーターやカーディガンでも問題ありません。いつもより少しだけきちんとした服装、きれいめカジュアルを意識すればOKです。

男性の足元は歩きやすいスニーカーでも問題ありませんが、ホテルや高級レストランに行く場合は注意が必要です。高級フレンチの試食をするのに足元がスニーカーだと場にそぐわない格好になり、気まずい思いをすることもあります。どのような会場のブライダルフェアに参加するかによって、足元の身だしなみも考えましょう。

妊娠中の場合の服装

一方で妊娠中の場合、お腹が苦しくならない少し長めのワンピースがおすすめです。通常より少し長めのワンピースをおすすめする理由は、座って説明を聞く時間が長いからです。

以下は、お腹が大きい状態でひざ丈のワンピースを着て座った写真です。座ると膝が出てしまうのが分かります。冬場の結婚式場は、暖房がかかっていても足元が冷える場合があります。体を冷やさないようにマタニティ用レギンスを下に履いたり、ひざ掛けやストールを持参したりしましょう。

ワンピースは、産後は授乳服としても着られる便利なタイプもあるので、一枚持っておくと長く使えます。パンツスタイルで行くときは、座っていてもしっかりとお腹が隠れる長めのチュニックを合わせるのがおすすめです。

ブライダルフェアの持ち物について

なおブライダルフェアに参加すると、どのような結婚式を希望されているのかアンケートやヒアリングがあります。おおよその招待人数や予算など答えられるように事前に話し合っておきましょう。そのヒアリングを元に様々な説明を受けるので、メモが取れるようノートとペンも持参しましょう。

さらに、自分たちが確認しておきたい項目について、箇条書きにしたチェックリストのようなものがあると重要なことを聞き忘れずに済みます。

2軒目以降の式場見学の場合は、他社でもらった初回の見積もりを持っていきましょう。見積もりを比較検討しやすくなり、価格交渉もしやすくなります。

ブライダルフェアでドレス試着の予定がある場合は、髪をまとめるゴムやクリップ、ストッキングがあると便利です。ドレスをスムーズに試着でき、髪をアップにした当日のイメージも湧きやすくなります。

以下は、ブライダルフェアの持ち物の参考例です。こういった資料やノート、小物類を入れるサブバッグを持参すると便利です。

ブライダルフェアはハナユメから予約をして式場見学すると、式場見学時にもらう見積もりに「ハナユメ割」が適用されてお得になります。結婚式費用の割引だけでなく、お料理のランクアップなどさまざまな特典も受けられます。

同じ結婚式場でも100万円以上の割引になる場合もあるので、気になる式場がある人はぜひチェックしてみてください。

まとめ

ブライダルフェアや結婚式場の下見に行く際は、オフィスカジュアル程度の少しきれいめの服装を意識していきましょう。ブライダルフェアはかなり歩くので、高いヒールはNGです。歩きなれた低めのヒールでいきましょう。

結婚式場は、空調が効きすぎていることもあるので、カーディガンやジャケットなど温度調整しやすい羽織ものを持っていくと良いです。

男性の服装は女性同様、きちんと感のあるジャケットとパンツスタイルのような普段着なら問題ありません。ただし、高級ホテルやレストランに行くときはスニーカーやサンダルは避けましょう。

ブライダルフェアでしっかり式場見学ができるよう、事前にお互いの希望を話し合ったメモやノートを持参しましょう。初回見積もりをもらったら、次の結婚式場の見学に持っていくとよいです。比較検討や価格交渉に役立ちます。楽しく快適にブライダルフェアに参加できるよう、会場や季節にあった服装選びをしていきましょう。